名古屋の空室が長期化する物件に共通する3つの条件 ― 家賃を下げても決まらない本当の理由

はじめに

名古屋で賃貸物件を運営していると、
「家賃を下げたのに空室が埋まらない」
「対策はしているのに反応がない」
という状況に直面することがあります。

実は、名古屋で空室が長期化する物件には、はっきりした共通点があります。
問題は努力不足ではなく、“見るポイントのズレ”です。

本記事では、名古屋の賃貸現場で実際に多い事例をもとに、
空室が長引く物件に共通する条件と、取るべき現実的な対応を解説します。


まず前提|名古屋の空室は「家賃」だけの問題ではない

名古屋は、

  • 東京ほど需要過多ではない

  • 地方ほど需要が弱いわけでもない

という 中間的な市場 です。

そのため、

  • 家賃を少し下げれば決まる物件

  • 家賃を下げても全く反応がない物件

が明確に分かれます。

後者に共通するのが、次の3つの条件です。


条件①|募集条件の「比較軸」がズレている

名古屋で空室が長期化する物件の多くは、
競合物件との比較が正しくできていません。

よくあるズレは、

  • 同じ家賃帯の物件と比べていない

  • 築年数だけで判断している

  • 駅距離や生活利便性を軽視している

入居希望者は、

「この物件が良いか」ではなく
「この家賃帯で、どれが一番条件が良いか」

で判断します。

比較軸がズレたまま家賃だけ下げても、
選択肢にすら入らないケースは非常に多い。


条件②|反響データを見ずに対策している

空室が長期化する物件ほど、
感覚で対策が進んでいる傾向があります。

  • 反響数を把握していない

  • 内見数と成約数を見ていない

  • 「反応が悪い気がする」で動いている

ここで重要なのは切り分けです。

  • 反響が少ない → 募集条件・見せ方の問題

  • 内見はあるが決まらない → 物件内容・条件の問題

名古屋では特に
「内見までは来るが決まらない」ケースが多く、
この判断を誤ると空室は長期化します。


条件③|“一度下げた家賃”が基準になっている

家賃を下げること自体が悪いわけではありません。
問題は 下げた後の判断基準がなくなること です。

  • とりあえず5,000円下げる

  • 反応がない

  • さらに下げる

この繰り返しは、名古屋では特に危険です。

理由は、

  • 周辺相場との差が一気に開く

  • 「安い理由がある物件」と認識されやすい

家賃は“調整”であって、“応急処置”ではありません。


【数字で見る】名古屋で実際に多い空室長期化パターン

ここで、実際によくある数字例を見てみましょう。

例|名古屋市内・1K(築15年・駅徒歩10分)

  • 募集家賃:5.8万円

  • 管理費:5,000円

  • 同エリア競合:5.5〜5.9万円帯

空室発生後の動き

項目 数字
募集開始1ヶ月 反響:3件
内見数 1件
成約 0

この時点で重要なのは、
「反響が少ない」のか「内見で決まらない」のか

このケースでは
反響自体が少なく、写真・募集条件・見せ方に問題がある可能性が高い。

よくある失敗判断

  • 家賃を5.3万円に下げる

  • 条件はそのまま

結果、

項目 数字
追加1ヶ月 反響:4件
内見数 1件
成約 0

👉 家賃を下げても「比較順位」は変わっていない。

正しい判断例

  • 写真刷新

  • 募集文見直し

  • 初期費用条件調整

→ 家賃は据え置きでも
反響8件・内見3件・成約1件

この差は、
努力量ではなく判断順序の差です。


名古屋で空室を埋めている物件が必ずやっていること

空室期間が短い物件に共通しているのは、

  1. 同価格帯での競合を具体的に把握

  2. 反響・内見・成約を数字で判断

  3. 家賃は最後の調整手段として使う

この順番を守っていることです。


東海大家の会で共有している空室判断の考え方

東海大家の会では、
空室対策を「思いつき」ではなく
判断フローとして整理しています。

  • 名古屋・岐阜エリア別の反響傾向

  • 家賃を下げずに決まった事例

  • 下げるべきだったケースとの比較

👉 東海大家の会とは
https://tokai-ooya.net/%e5%bd%93%e4%bc%9a%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/


まとめ|名古屋の空室は「数字を見る順番」で結果が変わる

名古屋で空室が長期化する原因は、

  • 家賃が高いから

  • 努力が足りないから

ではありません。

数字を見る順番と、動かす順番がズレているだけです。

もし今、

  • 家賃を下げる前に何を見るべきか分からない

  • 空室対応が毎回手探り

  • 同じ失敗を繰り返している

そう感じているなら、
一度 判断の整理 をする価値はあります。

👉会員募集ページ
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeNR2xdDqJ3xiD4xDqXN8mSgxP5hpE2awn1-ETu9mkwkCe_Dg/viewform

👉最新セミナー案内
https://tokai-ooya.net/category/gallery/


▶ 次に読むべき記事

空室対策の次に多いのが、
「管理会社との判断ズレです。

👉 次の記事はこちら
⑫ 管理会社を変えるべきか迷った時に見るべき判断基準
― 名古屋で実際に多い失敗パターン

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です