はじめに
名古屋で大家業をしていると、管理会社選びは避けて通れません。
ただ、管理会社は“良い・悪い”ではなく、あなたの物件と目的に合うかどうかで結果が決まります。
本記事では、名古屋・岐阜の実務感を前提に、管理会社選びで失敗するパターンと、失敗しないための具体的な見極め方を「チェックリスト化」して解説します。
読後に「どこを見るべきか」「何を質問すべきか」「どう切り替えるべきか」が明確になります。
※最初に確認(管理会社ミスマッチ診断)
次のうち 2つ以上 当てはまるなら、管理会社の“相性不良”が起きている可能性が高いです。
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空室が出た時の提案が「家賃を下げましょう」一択
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反響数・内見数などの数字を聞いても、すぐ出てこない
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写真や募集図面が弱いのに、改善されない
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連絡が遅く、報告が「事後」になりがち
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修繕の見積が高い気がするが、比較材料がない
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入居審査の基準が曖昧で、トラブルが増えた
-
退去後の原状回復が長引き、募集開始が遅い
当てはまったなら、この記事は“今のあなた”向けです。
①【結論】名古屋の管理会社選びは「担当者の運」ではなく「仕組みと数字」で決める
結論から言います。
名古屋で管理会社選びを失敗しないために重要なのは、担当者の感じの良さではなく、管理の仕組みが数字で回っているかです。
名古屋は物件数が多く、管理会社も多い。
つまり、管理会社側からすると「大家は代替可能」になりやすく、放っておくと優先順位が下がります。
その状態で任せ続けると、起きるのはだいたい次の2つです。
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空室が埋まらない(=反響改善のPDCAが回らない)
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コストが増える(=修繕・原状回復の透明性が低い)
だから、管理会社は“人”で選ぶのではなく、数字・運用・意思決定の速さで選ぶ。
これが名古屋では特に効きます。
② なぜ名古屋の大家は管理会社選びで失敗しやすいのか
失敗しやすい理由はシンプルです。
大家側が、管理会社に「成果」ではなく「作業」を求めてしまうから。
管理会社の仕事には2種類あります。
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作業:募集掲載、鍵手配、書類処理、入金管理、退去立会い…
-
成果:空室期間を短縮、家賃を維持、入居者トラブルを減らす、修繕費を最適化…
名古屋の管理会社は数が多いぶん、
“作業は問題ないけど成果が弱い”会社も普通にあります。
さらに名古屋では、同じ市内でも
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単身が強いエリア
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ファミリーが強いエリア
-
法人需要が出るエリア
が混在します。
この地図感がない管理会社だと、提案がテンプレ化しやすい。
岐阜も同様で、エリアのクセが強い分、
「どこでも通用する募集」を持ち込むとズレます。
つまり、名古屋・岐阜で管理会社選びを間違える最大要因は、
“管理会社の得意領域”と“自分の物件特性”の不一致です。
③ 名古屋で実際に多い「管理会社選びの失敗パターン」
失敗①|「大手だから安心」で決める
大手=悪いではありません。
ただ、名古屋では大手ほど物件数が多く、担当者の抱える案件も多い。
結果、起きやすいのが
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提案が画一的
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動きが遅い
-
優先順位が下がると放置される
という現象です。
大手を選ぶなら、見るべきは規模ではなく
担当者の運用ルール(報告頻度・反響レポート・意思決定フロー)です。
失敗②|「客付けが強い」と言われて決める
これ、危険です。
客付け力は重要ですが、質問すべきはそこではなく、
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どの媒体で
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どの反響を
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どう改善して
-
何日で決める設計か
です。
名古屋の空室は「反響はあるが決まらない」ケースも多い。
客付けだけ語る会社は、改善の設計が弱いことがあります。
失敗③|修繕・原状回復がブラックボックス
名古屋でじわじわ利益を削るのがこれ。
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見積の内訳が薄い
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相見積りを嫌がる
-
「必要です」の一言で進む
これが続くと、利回りは静かに死にます。
管理会社が修繕を握る場合、
必須なのは 透明性(見積の根拠・単価・相場感)です。
失敗④|募集開始が遅い(退去→募集のタイムロス)
名古屋は供給が多いので、募集開始が遅いだけで負けます。
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退去連絡から動き出す
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立会いが遅い
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原状回復が遅い
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写真撮影が遅い
この一連の遅さが、空室期間を伸ばします。
見極めるポイントは、
退去予告が出た瞬間からの動き方です。
④ 大家として取るべき行動(失敗しない選び方の手順)
ここから実務です。
名古屋で管理会社を選ぶ/見直すなら、次の順番でやってください。
手順①|まず「目的」を決める(ここがズレると全部ズレる)
目的はだいたい3つです。
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空室期間を最短化したい
-
家賃を維持したい(下げずに決めたい)
-
トラブルと修繕コストを減らしたい
あなたの物件が
単身・ファミリー・築古・駅距離…どれかで、正解は変わります。
ここを言語化できないと、管理会社の提案を判断できません。
手順②|管理会社に「質問するべきこと」を固定化する
面談や乗り換え検討時、必ずこれを聞いてください。
募集・反響の数字
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直近の反響数(週/月)をどう見ているか
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反響→内見→申込の率を追っているか
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反響が弱い時、何をどう改善するか(具体策)
募集の運用
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写真は誰がいつ撮るか/差し替え頻度
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図面・コメントは誰が作り、どこを変えるか
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ADやフリーレント等の条件調整の基準
入居者対応
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入居審査の基準と、NGにする判断軸
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クレーム対応の一次受けと再発防止
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滞納時の初動(何日目で何をするか)
退去・原状回復
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退去予告からの段取り(募集開始の最短日程)
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見積の内訳/相見積りの可否/単価の根拠
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原状回復の標準仕様(過剰工事を防ぐ仕組み)
この質問に対して、
「担当者の経験談」で返す会社より、
ルールと数字で返す会社が強いです。
手順③|“見極め”は1ヶ月でできる(試すべき指標)
契約前後の1ヶ月で、見極めは可能です。
見るべきはこの3つ。
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レポートが数字で出るか(反響・内見・申込)
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提案が具体か(写真差し替え、コメント変更、条件調整の根拠)
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動きが早いか(返信速度、手配速度、決裁の早さ)
名古屋はスピードが勝負です。
遅い会社は、結果も遅い。
手順④|乗り換えは“怖くない”。怖いのは放置
管理会社変更は心理的に重いですが、
放置して空室が伸びる方が損害は大きい。
乗り換え時の基本は、
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物件資料の整理(契約書、鍵、設備表)
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入居者への通知(案内文テンプレでOK)
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募集データの引継ぎ(写真・図面・募集履歴)
この手順を踏めば、基本トラブルなく移行できます。
⑤ 東海大家の会で共有している考え方(名古屋・岐阜の実務視点)
東海大家の会でよく共有しているのは、管理会社に対する姿勢です。
管理会社は“丸投げ先”ではなく“運用パートナー”。
名古屋・岐阜では特に、
地域差・競合差が大きいので、管理会社の提案を鵜呑みにするとズレやすい。
そこで会では、
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反響が出ない原因の切り分け
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家賃を下げる前にやる改善
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修繕費の相場感と見積の見方
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管理会社を変えるべきサイン
など、実例ベースで共有されます。
👉 東海大家の会とは:https://tokai-ooya.net/%e5%bd%93%e4%bc%9a%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6/
⑥ まとめ
名古屋の管理会社選びは、
「どこが有名か」ではなく、あなたの物件に合う運用ができるかで決まります。
改めて、失敗しない要点はこれです。
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担当者の印象より、運用が数字で回っているか
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テンプレ提案ではなく、改善が具体的に出るか
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修繕と原状回復がブラックボックスになっていないか
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退去〜募集開始が速いか(ここで空室が決まる)
もし今、
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管理会社の提案が「家賃下げ」一択
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数字が出ず、改善が曖昧
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修繕費が高い気がするが比較できない
-
空室が長期化している
このどれかが当てはまるなら、
それはあなたの努力不足ではなく、運用設計の問題です。
そして、運用設計は一人で抱えると沼ります。
名古屋・岐阜の大家が実際にどう判断しているか、
比較材料を持つだけで意思決定の質が変わります。
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